タジェットはキク科の1年草で1.5m程まで成長し明るいオレンジ色の花を咲かせます。
別名フレンチマリーゴールドと呼ばれていて、原産は南米、メキシコですが丈夫で育てやすく、見た目が明るい印象の植物なので今では日本をはじめとして世界中で見られるようになりました。マリーゴールドから抽出させる精油がタジェットです。
アロマテラピーのキャリアオイルで良く使われる、ポットマリーゴールド(カレンデュラ)は名前が似てはいますが、製法や使い方が違うので注意が必要です。
非常に強い殺菌効果があると言われ、軒下に吊るしたり、大切な作物を害虫から守るために、作物の周りに植えて使われてきたそうです。
柑橘系とハーブを合わせた香りは香水原料としても重宝し、多くのメーカーの化粧品にも使われています。
ではタジェットについて説明させていただきますね!
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タジェット精油の特徴と楽しみ方・使い方
タジェットの香り
柑橘系を感じる甘くフルーティな香り。
心へ働きかけるタジェットの効果
(気持ちを落ち着かせたい時に!)
香りに鎮静作用があると言われています。
緊張を和らげるリラックス作用があるので、ストレスや精神的な疲労が溜まっている時や、イライラ、パニック等の感情的な心を落ち着かせたい時にもおすすめです。
気持ちを落ち着かせてくれるので、思考もクリアになるので考えすぎで頭の中がごちゃごちゃスッキリしない時にも適しています。
身体へ働きかけるタジェットの効果
(痙攣性の症状に!捻挫や筋肉痛に!)
鎮静、鎮痙作用があると言われています。
捻挫や筋肉痛の緩和に良いとされています。痙攣性の咳や下痢にも有効です。
強い抗菌、消毒作用は風邪の予防におすすめです。
月経促進作用があるので、月経不順や無月経の症状を緩和する効果も期待されているそうです。
肌へ働きかけるタジェットの効果
(角質ケアに!たこや魚の目のケアに!)
主要成分であるケトン類のタジェットンには毒性があると言われているので使用の際には注意が必要になります。
抗菌、抗真菌作用、角質軟化作用がある事から、固くなった角質、タコや魚の目のケア等フットケアに良いと言われています。
よく化粧品などの香料に使用されているので、スキンケアに向いていると思いやすいのですが、精油は光感作作用と刺激が強いので使用量に注意はもちろん、日中の使用は避けましょう。
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タジェットを使った楽しみ方!!
刺激が強く取扱いには注意したい精油です。
強い殺菌効果など作用だけではなく、香りも強いです。
濃度が濃すぎると肌への負担はもちろん、気分が悪くなる場合もあるので気を付けましょう。
まずは直接肌に使わない方法で楽しむのはいかがでしょうか♪
使いやすい方法として、防虫効果があるので芳香剤を兼ねて害虫の気になる場所に香らせる事をおすすめします。
ハエ、ノミ、ゴキブリ等の気になるところにコットンに精油を垂らした物を置いておくのも良いですし、スプレー剤を作って網戸や窓の桟に振りかけておくと防虫対策になります。
市販の防虫剤などが苦手な方にも良いですね。
精油には揮発性があるので、4~5日で効き目が薄くなります。害虫が気になるシーズンはこまめにコットンを取り替えたり、スプレーをかけましょう。
タジェットの精油 まとめ
タジェットはとても香りが強烈な植物です。精油も香りも刺激も強力なので、もしトリートメントで使用をするなら微量を心がけて使う事をお勧めします。
香りを嗅いで、ちょっと物足りないかな?という位が丁度よいかと思います。
昔から虫よけ、殺虫剤として重宝されてきました。
また、強い殺菌効果は第1次世界大戦の戦時中に、感染症予防や兵士の傷の手当にも使用されていたと聞きます。
刺激が強すぎることなどからアロマテラピー初心者には不向きとは言われていますが、柑橘系ではないのに柑橘系の甘さを楽しめる精油は持っているとアロマテラピーがさらに楽しくなりそうですよね♪
まずは芳香浴や防虫剤など肌に直接つけないような方法で使ってみてはいかがでしょうか?
心を落ち着かせたい時にもおすすめのタジェット、是非お試し下さいね!
注意事項
・主成分のタジェットンには毒性があるとも言われているので十分注意して使用して下さい。
・光感作作用があります。
・妊娠中は使用を避けましょう。
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