急激に寒くなり、もうどうしたものか…と寒さと闘っている日々が続きますね。何だかお腹の調子も悪いし、クミンなんかをお茶にしてゆっくりと飲もうかしらと考えているところにクミン精油のお話です。
個人的にクミンの香りはどこか安心感のある香りで、お茶としていただくのも美味しいです(精油のお話なのにお茶を絶賛…)。それでは、精油『クミン』の世界へ参りましょう。
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カレーに欠かせないスパイス! でもそれだけじゃないクミン
子供から大人まで日本国民の誰もが大好きな食べ物カレー。
クミンはカレーには欠かせないスパイスとして知られていると思いますが、クミンってあの粉末とか種みたいなやつでしょ!? くらいしか知らずに使っているかもしれませんよね。
なので、クミンについてまずは知りましょう!
クミンは主に地中海地方やエジプト、アジアの辺りで生育し、旧約聖書の時代から人々の生活に取り入れられていました。
エジプトでは頭痛薬として利用されたり、厳格なユダヤ教徒の一部の人々は税として納めていたんだそうです…。
クミンにそんな力があったなんてすごいですよね(この他にも宗教儀式やお守りにもクミンは活躍していたそうですよ)。
『カレーに使われるだけじゃないんだぞー』とクミンが呟いている気さえしてきます。
お腹を労りたい時にとっても良い。クミンの主な芳香成分と働き
カレーカレーと言っていますが、そもそもカレーは本場インドでは薬膳的な立ち位置で胃腸の不調にとってもいいとされています。
日本のカレーとは異なりインドのものはサラサラとしていて脂っこくなく、お腹が元気になる! という印象がありませんか? 実は精油のクミンにもこのような働きがあるんですよ。
クミンの主な芳香成分には、血液やリンパ液の滞りを取り除くγ-テルピネン、身体の器官などを強化し活性化するβ-ピネンなどが含まれています。
それから忘れちゃいけない(?)芳香成分が…クミンの精油の特徴として、腸内に溜まったガスを排出してくれるクミンアルデヒドが精油の約15〜30%を占めています。
ガスを排出してくれるって何だか女子としてはお恥ずかしいのですが、胃腸を動かしてくれるということ。
クミンが消化不良や食欲不振などお腹を労りたい時にとっても良いということがわかりますよね。私自身、お腹の不調の時には自然とクミンの香りを欲していたりします。
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柑橘系によく見る注意点と言えば? クミンを使用する際に注意すること
ちょっぴり芳香成分についてお話してきました。
クミンを使用するぞ! がしかし、何かスパイス系は刺激が強いから何科使用上の注意はないの? と、ここでクミンの使用上の注意点にささっと触れておきましょう。
クミンはやはり(アルデヒド類系の芳香成分が含まれているため)刺激強い精油なので、『原液での塗布はしないこと』が大原則です。
そして、柑橘系の精油にはよく登場するフロクマリン類が含まれているため、『塗布後すぐには紫外線には当たらないこと』も注意すべき点です。
クミンについてのまとめ
*カレーに使われるだけではない! クミンは頭痛薬として利用されたり厳格なユダヤ教徒の一部の人々は税として納められていました。
*クミンには腸内に溜まったガスを排出してくれるクミンアルデヒドが精油の約15〜30%を占め、様々なお腹の不調を労りたい時にとってもオススメできる精油です。
*クミンは刺激があったり光毒性のある芳香成分を含んでいるため、使用する上での注意点は『原液で塗布しないこと・塗布後すぐには紫外線に当たらないこと』。
クミン。アナタは好きですか? キッチンにあるクミンもとっても良いけれど精油のクミンも忘れずに使ってみませんか?
これからの忘年会シーズン(そんなシーズンなのを忘れていました…)にもってこいですよ!
どうか健やかな日々をお過ごしくださいね。
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