アンジェリカの種子は、料理やリキュールの香りづけに使われます。フランスでは有名なリキュールの香りづけにも使われていて、オシャレな精油。
アンジェリカの由来はラテン語の「天使」。大天使ミカエルの保護のもと、悪霊などに対するお守り的な存在と信じられていたとか。
アンジェリカは種子と根からと、抽出された部位によってそれぞれ微妙に成分が違います。ここでは、種子から採れたアンジェリカシードを見てみたいと思います。
スポンサードリンク
アンジェリカの効能は?
心への効能
精神が不安定なとき
ストレスを感じてるとき
神経が過敏なとき
心を安定させたいときに使いたい精油。
鎮静作用にくわえて強壮作用もあるので、偏った心をフラットに戻してくれます。
どちらかというと、鎮静というよりは神経を軽く刺激して、疲労困憊な状態から元気にしてくれるといった感じです。
肌に対する効能
くすみ、ニキビ、薄毛
代謝を促進してくれる作用があるので、肌のくすみを改善してくれたり、またニキビなどの炎症を鎮めてくれます。
頭皮のトニックとしても良い精油です。たまにヘッドマッサージをして、血行をよくしてあげるのもいいですね。
カラダへの働きかけ
風邪の緩和に
消化器の不調に
生理痛に
アンジェリカの成分は、肺を丈夫にしてくれるのだそうです。去たん作用や抗ウィルス作用もあるので、のど風邪に使いたい精油。
あとはストレスなどからくる食欲不振や、さらにエストロゲンの産生を高めてくれる作用があるので生理痛にもいい精油です。
アンジェリカの芳香成分
モノテルペン炭化水素 β-フェランドレン 50~80% α-ピネン 5~25%
セスキテルペン炭化水素 ゲルマクレンD 微量
α-ヒュムレン 微量
ラクトン類 フロクマリン類(ベルガプテン) 微量
スポンサードリンク
アンジェリカを使うときに注意すること。日光は大敵!
日中の使用
敏感肌の人
妊娠中や授乳中の人
柑橘類と同じようにフロクマリン類を含むので、つけた後すぐに日光に当たるとシミのもとになります! つけてから6時間以上は日に当たらないようにしましょう。
またエストロゲン様作用があるので、妊婦さんは使うのを控えてくださいね。
肌が弱い人は、アンジェリカの精油は刺激がつよいので気を付けましょう。
アンジェリカの香りの特徴
ジャコウのような甘い香り
ぬくもりがあって落ち着きのある香りの印象
アンジェリカと相性の良い精油
カモミールローマン、ゼラニウム、ラベンダー、フランキンセンス
アンジェリカのおすすめの使用方法は?
芳香浴でディフューザーに2~5滴垂らす
精神的に疲れたな・・と感じたら、アンジェリカの香りを手にとってみてください。
香りの調整をしながら他の精油もブレンドしてみてくださいね。
ヘッドマッサージにシャンプーのときに1滴まぜる
手にシャンプーをとったら1滴垂らしてよく混ぜ、いつも通り髪を洗います。
さらにトニックにおすすめのローズマリーを1滴ブレンドするのもおすすめ。(濃度の目安:大さじ1に対して精油を全部で2~3滴)
アンジェリカ特徴のまとめ
名前の響きがとてもいいですよね。持ってるだけで守られてる感じがありそうな、そんなアンジェリカの精油。実は、ヘビに噛まれたときに無毒化にしてくれる働きもあるのだとか!
山登りする時にポケットに入れておいたら良いのかもしれない! と思いました。
アンジェリカシードは、「少量だとリラックス」「多めの量だと強壮」としての作用があるので、心の状態にあわせて調整してみてくだいね。
スポンサードリンク