「ホーリーフ」という精油の名前を皆さん聞いたことはありますか?
「え?何か小耳にちらっと挟んだよう気はするけど何だったっけな!?」
というくらい微かな記憶な方もいると思います(すみません、私もそうです…。記事をまで記憶の彼方やったよ、ごめん。)
そんなこんなで皆さんの記憶の彼方、そして「初めて聞くから知りたい!」なんて方にも読んでいただきたい。どうぞ春のように暖かな目で読んでやってください。
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今、ある植物が危機に! ホーリーフはそんな時に参上した救世主!
ーあなたは今、あの植物が危機に瀕しているのをご存知だろうか…?(誰かー! 何か幕開け的なBGMちょうだい…!)ー
あのマリリン・モンローがウッフンなんてやっている風に「いい香り」がしていただろう。
何故か? それは「ある香水」を使っていたからなのですが、その香水に含まれていたのが…
「ローズウッドの香り」
だったんです。
このローズウッドは絶滅の危機に瀕しているのだそう。
現状としては供給が不可能ではないが、精油を抽出できるような樹々になるまでに約15年程度はかかることもあり未だに危機奪回はできていないようです…。
ホーリーフはどんな植物なんだ? ローズウッドとの違いはあるの?
ローズウッドが絶滅の危機に瀕している…それはいかん! と今話題のドラマであるスーパーマンが…いやいや、ホーリーフが参上!
でも一体ホーリーフはどんな植物なのか? ということでご紹介。
ホーリーフの特徴は…
・別名:芳樟(ほうしょう)実は日本でも見ることができる木なんです
・学名:Cinnamomum camphora var. glaucescens
・原産地:中国・台湾・日本
・科名:クスノキ科ニッケイ属
・抽出部位:葉
・抽出方法:水蒸気蒸留法
という感じ。ローズウッドと違う部分は
・別名(そりゃあね)
・学名(植物が違えば学名もそりゃ違うよ)
・原産地(ローズウッドはブラジル)
・科名(同じクスノキ科、されど属は違うんです)
ざっくりこの4つです。
注目して欲しいのはCinnamomum camphoraという部分。これは大好きなラヴィンツァラちゃんと同じではないですか!
因にラヴィンツァラには1,8-シネオールが多く含まれます。
芳香成分名が出てきたところで芳香成分を見ていくと何か違うのでは? というクエスチョンを抱いた。次のお話へと進めましょう!!
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ローズウッドとの違いなんかも含めて、ホーリーフの芳香成分について
おー、何だかホーリーフについて書いていきながら私の記憶の片隅にいたホーリーフの存在が徐々に蘇ってきていますよ!(皆さんありがとうございます!)
さあそれでは、ホーリーフの芳香成分についてお話をしていきますね。まず含まれているものをさくっと…
・リナロール(約90%)
・α-テルピネオール
・1,8-シネオール
・カンファー
などなどが含まれています。リナロールが約90%ということは…?
はい! ローズウッドとほぼ同じくらいリナロールが…。
このリナロールがホーリーフがローズウッドの代わりとなっている重要なポイントです!
なのでご納得いただけましたでしょうか?(芳香成分が大きく違わないということに…)
ホーリーフは何に使おうか? 一緒に使うと◎!オススメ精油たち!
ホーリーフにリナロールが多く含まれているという性質がわかったので、リナロールが得意とする神経強壮・鎮静・抗不安・疲労回復といった作用が期待できます。
オススメの使い方としては、定番の芳香浴やお風呂です! 一緒に使うことでよりオススメしたいのは
・ラベンダー・アングスティフォリア
・ネロリ
です!
これらはリラックスする時にかなり良いです。そしてそしてさっぱりとしたい! という感じの時は
・ティートゥリー
・ラヴィンツァラ
ですね!
特にラヴィンツァラは不眠が多い私にとっては必需品(ちょっと泊まりの時も持ち歩いている)。それにホーリーフを加えると更にいい感じになるんですよね…。
皆さんもぜひお好きな精油ちゃん達をコラボさせてみてください!
ホーリーフについてのまとめ
*精油が抽出できるには約15年はかかるローズウッドは絶滅の危機に瀕している! そのローズウッドの救世主としてホーリーフは参上!(参上ってね…)
*ホーリーフはローズウッドと植物は違うので、学名とかは違う! でも学名をよく見るとラヴィンツァラと同じCinnamomum camphora!
*ホーリーフの約90%は芳香成分リナロールが含まれている!! ローズウッドの代替品として大切なポイント!
*ホーリーフのオススメの使い方は芳香浴やお風呂に使う! 一緒にラヴィンツァラを使うのが私のオススメ!
ここまで書いて、ホーリーフが記憶の彼方から私の手元まではいかずともカムバックしてくれた気がします! あなたはいかがでしたでしょうか? 何かお役に立てていれば幸いです…。
ローズウッドが最近どこを探してもなかったりします。植物の成長には大変時間がかかります。私たち人間が植物をいかに大切にしていくかということも大切になってくると思います。
精油を扱うということは「生きとし生けるものすべて」に愛情を持って接するということでもあります。
ホーリーフから植物への愛情についても一緒に考えてみませんか? ぜひこれを機にホーリーフを手にとってみてくださいね。
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