学生時代の化学の時間(大学は理系、されど文系高校だったので化学はほとんどしていない私の記憶…)、「えー…このベンゼンが何ちゃら反応をして…」なんて先生が言っていたのを「ベンゾイン」と聞くとちょっぴり思い出す今日この頃。
お薬みたいな名前や! アロマテラピーの世界へ進んで行くと様々な精油に出会い、その都度精油の性格と向き合うことになります。
今回はお薬みたいな名前の「ベンゾイン」のお話をしていきますね。
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ベンゾインって本当に植物?一体どんな植物なのかを調べてみた!
ベンゾインが何だか化学構造式にしか聞こえない(多分私だけ…?)ので、実際に存在するのかと初めは思っていました。いやアロマテラピーの講義で、もちろんそれは納得したんです! でも知らない人もきっといるはず!!
ということでベンゾインがどんな植物なのかお話していきますね。
ベンゾインの科名はエゴノキ科。原産地は「スマトラ島」や「ジャワ島」という何とも暖かいところで育つベンゾイン。
その昔、ベンゾインは「悪霊を追い祓う薬」として人々は使ったり、香水の原料としても使われていたんだとか…。
何だか暖かいところでぽわーんとしてるんじゃない? と思いきや歴史もちゃんとある精油なんです!
ではベンゾインはどんな精油なの!? 抽出部位や抽出方法について
全然ぽわーんとしてないじゃん、ベンゾイン! とわかったところで、「ベンゾインがどんな精油なのか」、「どんな香りなのか」という話です。
ざっくりと抽出部位と抽出方法を…
・抽出部位:樹脂
・抽出方法:溶剤抽出法
まず、抽出部位の樹脂についてですが、ベンゾインの樹皮にキズをつけるとそこから樹液が出てきます。その樹液が固まるんですね。それがベンゾインです!
でもこの固形のままじゃ精油じゃない! そこで、抽出方法の「溶剤抽出法」が出てくるわけです。
つまり、私たちがお店などでベンゾインの精油を入手できますが、この固形のベンゾインを有機溶剤に溶かしたものが精油としてお店に並んでいるんですねー。
私は「ふむふむ」、なんて書きながら再復習しておりますが、皆さんもちょっとだけ「ほーなるほど」と思っていただけると嬉しいです!
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ベンゾインは優しいお母さんみたい。悲しみや孤独も包み込む
さんざんベンゾインのお話をして、大切な「香り」をお話していなかった…。お待たせして申し訳ないです! 早速…
「香り」は、暖かなところで育った感満載なあまーい香りです。バニラのような…何だかココロからものすごく暖かくなる香り。
ー抱えている「悲しい気持ち」「孤独な気持ち」なんかも癒してくれる香りー
例えるならー優しいお母さんー。何があっても何も言わず、そっと寄り添いココロを温めてくれるそんな精油です(うるうる…)。
個人的にとても好きです、はい。今、何だか欲しているので…
ーココロが落ち着きたいと叫んでいるのでは?ー
と自身のココロを察しています…。どうしよもなく、悲しい時、孤独に押し潰されそうな時ってありませんか? そんな時はベンゾインに寄り添ってもらいましょう。
一本の精油があなたの気持ちを救ってくれることもきっとあるはずなので・・・。
ベンゾインについてのまとめ
*ベンゾインは化学構造式じゃないよ! スマトラ島やジャワ島が原産地の植物で昔は悪霊を追い祓う薬や香水として使われていたんです!
*ベンゾインの抽出部位は樹脂、樹皮にキズをつけて得られた樹脂を溶剤に溶かしたものが私たちが精油として使っているベンゾインなんですよ!
*ベンゾインの香りはバニラのような甘い香りでココロを温めてくれる。優しいお母さんのように寄り添ってくれる精油です。
ベンゾインはココロの疲れにとても心地よくて、ココロが寒い感じの時に使ってみるとそのパワーを感じます。
昔の人は悪霊を追い祓うことに使っていたこともあり、スピリチュアルなパワーも持っている精油の一つでもあります。
きっとベンゾインを使っていると目に見えない世界からあなたを支えてくれるはずですよ。ぜひココロのお供にどうぞ。
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