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ここのところの季節外れの暑さに少しだけ疲れが出たり、新しい環境で馴染めなくて心身の不調に…。春は芽吹く季節でパワフルですが、鬱っぽくなったり不安な気持ちになったりしやすい季節ですよね。

今回は女性の種々の不調や男女問わず心身の不調に良いお仕事をしてくれるローズオットーについてお話していきます。簡単なブレンドもご紹介するのでどうぞお楽しみに!


科学が進歩しても再現し難い香り。市販品のバラと違うローズオットー

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ローズオットーは誰もが想像する「バラ」の香りです。とは言え、この「バラ」の香りの商品は「ローズオットーとは全然違う!」と思いませんか。このちょっとした感覚の不一致はどこにあるのでしょう。

精油の香りは「芳香成分」で決まります。ローズオットーに含まれている芳香成分の種類の数は精油の中でもトップクラスの数百種類以上も存在し、未だにその全て解明されていません。

この複雑な香りはどんなに科学が進歩した今日でも再現が難しい香りなのです。市販品とローズオットーの香りが違うものだと感じるのはここにあるのでしょうね。

ローズオットーの精油はなぜ高価なの? 歴史や精油が得られる背景について

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アナタはローズオットーの精油が欲しい! と見ていて、まず初めに何を思いますか?

「手に取りたいけど、とてもお財布が…どうしてこんなに高価なの!?」と思ってしまいませんか?

購入するのも勇気を要しますよね…。一体、なぜ高価なのでしょうか。

ローズオットーはクレオパトラをも魅了した香りとしても有名です。精油は水蒸気蒸留法により抽出され、この方法は10世紀頃にアラビア人の医学者により発明されたんだとか(諸説あります…)。

そして、抽出の一番初めに使われた植物こそがこのローズオットーなのではと考えられているようです。

ローズオットーの原産地はブルガリアやトルコなどがあり、中でもブルガリア産の香りは本当に美しいです。収穫時期になると総出でお花を摘んでいる光景が写真に挙げられていたりします。

しかしながら精油を1ml作るのにお花を400個近くも必要とするほど採油率が非常に低いため、「ローズオットーの精油は高価」なのです(本当に恵みに感謝して使わなければと思います)。

鬱っぽさや不安な気持ちを和らげる、ローズオットーでセルフケア

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天の恵みや収穫してくださる方々に感謝し、セルフケアをすることも大切なことです。ローズオットーを用いて、鬱っぽさや不安を和らげてみませんか? とっても簡単なブレンドレシピをご紹介します!

鬱っぽい気持ちを癒したい

ローズオットー:5滴

ネロリ:1滴

サンダルウッド:1滴

キャリアオイル:15ml

不安な気持ち癒したい

ローズオットー:5滴

ネロリ:5滴

ベルガモット:5滴

キャリアオイル:15ml

これらを精油ビンに入れて、ブレンドするだけのとっても簡単なレシピです。ゆったりとした気持ちでみぞおちに塗布してみましょう。

また、キャリアオイルを入れないものを作って芳香させるのもオススメです。胸の辺りにあった強ばりが溶けてゆく、そんな幸せを与えてくれるでしょう。

ローズオットーについてのまとめ

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*市販品のバラの香りとは違う! ローズオットーの芳香成分は未だに全て解明されていないため再現が難しい香り。

*ローズオットー精油を1ml作るのにお花を400個近くも必要とするほど採油率が非常に低いためローズオットーの精油は高価。

*ローズオットーで鬱っぽさや不安を和らげてみましょう。とっても簡単なブレンドレシピのご紹介。

ローズオットーはとても深い愛を感じる精油です。

悲しい時、不安な時、愛を受け入れられない時…生きている中で誰もが苦しむであろう出来事すべてに「大丈夫だからね」と手を差し伸べてくれる母のような存在です。

ローズオットーの香りで素敵な春の時間をお過ごしくださいね。