アンジェリカルートは、根っこの部分からとれた精油です。種子からとれるアンジェリカシードよりも精油成分がとっても豊富。実は漢方でも使われてる部分なんです。
アンジェリカの由来はラテン語の「天使」。大天使ミカエルの保護のもと、悪霊などに対するお守り的な存在と信じられていたとか。
アンジェリカは種子と根っこからと、抽出された部位によってそれぞれ微妙に成分が違います。ここでは、根っこからとれたアンジェリカルーツを見てみたいと思います。
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アンジェリカルート、女性にとって欠かせない効能とは?
心への効能
精神が不安定なとき
ストレスを感じてるとき
神経が過敏なとき
心を安定させたいときに使いたい精油。
鎮静作用にくわえて強壮作用もあるので、偏った心をフラットに戻してくれます。
「不安と力の精油」と呼ばれるほど、どちらかというと強壮作用としての効能が高い精油。疲労困憊な状態から元気にしてくれます。
肌に対する効能
くすみ、ニキビ、薄毛
代謝を促進してくれる作用があるので、肌のくすみを改善してくれたり、またニキビなどの炎症を鎮めてくれます。
頭皮のトニックとしても良い精油です。たまにヘッドマッサージをして、血行をよくしてあげるのもいいですね。
カラダへの働きかけ
月経不順に
PMSの緩和に
風邪のときに
消化器の不調に
アンジェリカルートは、実は漢方では「当帰」という呼び名で、特に女性の体調を整えるために使われてます。ご存知でしたか?
クマリンという成分がカラダのめぐり(血行)を良くしてくれる効能があって、さらにエストロゲンの産生を高めてくれる成分も含んでるので、ホルモンバランスを整えてくれます。
「女性のための朝鮮ニンジン」といわれいて、強壮作用のある精油なんです。
アンジェリカルートの芳香成分
モノテルペン炭化水素
α-ピネン 15~30%
カレン 5~25%
β-フェランドレン 5~15%
ラクトン類 フロクマリン 微量
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アンジェリカルートを使うときに注意すること。日光は大敵!
日中の使用
敏感肌の人
妊娠中や授乳中の人
柑橘類と同じようにフロクマリン類を含むので、つけた後すぐに日光に当たるとシミのもとになります! つけてから6時間以上は日に当たらないようにしましょう。
またエストロゲン様作用があるので、妊婦さんは使うのを控えてくださいね。
肌が弱い人は、アンジェリカの精油は刺激がつよいので気を付けましょう。
アンジェリカルートの香りの特徴
ジャコウのような甘い香り
シードよりもスパイシーさがあります
アンジェリカルートと相性の良い精油
クラリセージ、ゼラニウム、柑橘系、フランキンセンス
アンジェリカルートのおすすめの使用方法は?
芳香浴でディフューザーに2~5滴垂らす
精神的に疲れたな・・と感じたら、アンジェリカの香りが勇気づけてくれますよ。
香りの調整をしながら他の精油もブレンドしてみてくださいね。
オイルにブレンドして
小さじ5mlに1~3滴 (1~3%濃度)
アンジェリカルートを1滴、もしくはさらにお好きな精油を入れて全部で3滴ブレンドします。そして下腹部を軽くマッサージしながら塗布します。
精油が苦手な人は、ハーブのブレンドティーもあるので試してみてくださいね。
アンジェリカルート特徴のまとめ
呼び名がちがうと同じ植物でも知らなかったりしますよね。
そもそも漢方はむずかしい漢字が多い! でも実はとっても身近な植物だったということもよくあります。たとえば、みかんの皮とか・・・。
この漢方にも使われてるアンジェリカルート、ちょっと興味がわいてきませんか?
女性にとって気になる効能を持っていて、ネーミングもとても素敵な精油。1本持っていてもいいですよね。
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