ウインターと名のつく精油はちょこちょこ出てきて、時々「えーっと」となることもあるし、同じ名前がつくのに少しずつ働き等が異なったり…と奥が深いアロマテラピー。
今回は「ウインターセイボリー」という精油の特徴や働きなどなどについてお話していきます。暑いけれどどうぞお付き合いください!
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ウインターセイボリーの精油のご紹介。実はサマーセイボリーの方が一般的?
ウインターセイボリーって聞いたことありますか? ちょっとしたらまだ、あなたもあまりピンと来ていないかもしれませんね!
実はこの精油には別名があったり、似た名前の精油があるんですよ。まずは植物・精油としてのウインターセイボリーについて知りましょう。
植物・精油としてのウインターセイボリー
・学名:Satureja montana
・科名:シソ科
・原産地:モロッコ、スペインなど
・抽出部位:葉と茎(全草のものも)
・抽出方法;水蒸気蒸留法
ウインターセイボリーはお花を見ればなーんとなく分かるようにシソ科の多年草の植物です。名前にある「セイボリー」ですが、このセイボリーだけが出ている場合は「サマーセイボリー」を指すこと方が一般的です。
また、このウインターセイボリーの別名は「マウンテンセイボリー」と言いますが、一部精油ブランドではこちらの名前で販売されています。
ウインターセイボリーの香りにむせる!初めて嗅いだ時は少しビックリ
ウインターセイボリーについてちょっと分かったところで、香りについてです! 私が初めてウインターセイボリーの香りを嗅いだ時の体験談も交えてサクッといきましょう。
ウインターセイボリーを初めて使用することになったのは知人のところでブレンドをする機会があったことがきっかけでした。季節は冬だったので、風邪・インフルエンザ対策のブレンドに登場してきたわけです。
嗅いだ瞬間「ちょっとむせるハーブっぽい香りだ」という今までにない香りにビックリしました。
刺激が強いのであまり好みませんでした…でもそこは風邪とインフルエンザに勝つ! という気合いもあって日々ディフューザーで香らせていた何とも苦い思い出がこの精油に詰まっています。
ウインターセイボリーは注意が必要。含まれている芳香成分や働き
刺激が強いウインターセイボリー、では何故このようなものを感じるのでしょう? それを知るにはやはりウインターセイボリーに含まれる芳香成分とその働きについて知っておくと良いでしょう。
ウインターセイボリーにはカルバクロールやチモール、パラシメンと言った芳香成分類で言うところの「フェノール類」が多く含まれています。実はこのフェノール類が刺激の元なんです!
主な働きは、抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用や殺菌作用などがあります。
先ほどお話していたように風邪やインフルエンザ対策には有効と言えますが、ウインターセイボリー使用の際には禁忌や注意事項もあります。
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ウインターセイボリーの禁忌・注意事項!頭の片隅に置いて正しく使おう
では続いては、ウインターセイボリーを使用する際の禁忌・注意事項についてです! 安心安全に使用するためにも「アレ? この精油って禁忌・注意事項があったよな…」と思い出してもらえたらと思います。
ウインターセイボリー使用の際の禁忌・注意事項
・フェノール類を多く含み刺激が強いので、「使用濃度に気をつける」。
・フェノール類を多く含むため、「皮膚への使用は避ける」。
・妊娠中の方や乳幼児が居る場合は「使用を避ける」。
などがあります。幾ら天然のものでも時と場合によっては毒となることもあるので、頭の片隅に置いて正しく使用しましょうね。
ウインターセイボリーの精油についてのまとめ
*ウインターセイボリーはシソ科の多年草で、セイボリーと言えば「サマーセイボリー」の精油が一般的です!
*ウインターセイボリーの香りを初めて嗅いだ時「(刺激があって)ちょっとむせるハーブっぽい香り」にビックリ。
*ウインターセイボリーにはカルバクロールやチモール、パラシメンなどの「フェノール類」が多く含まれ、抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用や殺菌作用と言った働きがあります。
*ウインターセイボリーはフェノール類を多く含むため、使用の際には禁忌・注意事項があります。きちんと知って正しく使用しましょう。
ウインターセイボリーのお話、いかがでしたか? お話をしながら初めて嗅いだ時の記憶を思い出していました。そして香りも…(ゴホゴホ…)。
もしウインターセイボリーを試す際には、ダイレクトに嗅ぐのは気をつけて楽しんで下さいね。
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