セントジョーンズワートはヨーロッパから中央アジアにかけて自生する多年草です。
花には特徴があり、黄色い花びらの端にある黒い点をこすると赤い色素が出てきます。
この赤い色素が洗礼者ヨハネの斬首されたときに流れ出た血の象徴だと言うエピソードと、聖ヨハネの日である6月24,日(セントジョンの日)頃に花を咲かせることから、セントジョーンズと名前が付けられています。
心をハッピーにさせてくれるハーブとしてメディアでも取り上げられ、サプリメントやハーブティ―等はスーパーでも取り扱われるようになったので、セントジョーンズワートと言う植物の名前はご存知の方も多いかもしれません。
ヨーロッパでは古くから殺菌効果や鎮痛作用があるとして、痛み止め、傷、火傷の薬として民間療法に使われてきました。
後に花に含まれる赤い色素の中にうつ症状や不眠症の改善、不安の解消などに効果があると研究されています。
では、セントジョーンズワートについて説明させていただきますね!
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セントジョーンズワートの効果効能、楽しみ方
セントジョーンズワートの香り
やや甘味があるハーブ調の深みのある香り。
心へ働きかけるセントジョーンズワートの効果
(不安やストレスを溜めこんでいる時に!ストレス性の頭痛に!)
成分であるa-ピネンには森林浴効果があると言われています。
リフレッシュしたい時、癒しが欲しい時、心を元気にしたい時におすすめです。
また鎮静作用があるゲルマクレンDという成分が含まれているのでストレスからくる頭痛の緩和にも役立ちます。
うつ症状に効果があるのも有名です。
イライラしやすい、やる気が起きない、疲れが抜けなく身体がだるい重いなどのプチうつ症状の改善にも使われています。
身体へ働きかけるセントジョーンズワートの効果
(頭痛、筋肉痛、関節痛、神経痛などの痛みがつらい時に!)
鎮痙、鎮静作用があります。
頭痛、筋肉痛、関節痛、神経痛、リウマチなどの痛みの緩和に役立ちます。
ストレスや緊張が続いた時に起こる頭痛の緩和にも有効です。
成分であるゲルマクレンDには通経作用(生理周期を安定、月経を促す)があるので更年期障害や女性特有の辛い症状に対して、ホルモンバランスの乱れを整えながら、心にも働きかけ両面からサポートしてくれる優れた効能があります。
肌へ働きかけるセントジョーンズワートの効果
(オイリー肌や乾燥肌のケアに!髪のフケやオイリーヘアに!)
保湿、抗炎症、鎮痛、収れん、皮脂調節作用があります。
乾燥肌、肌荒れ、ひび割れ、炎症、ニキビ、湿疹等の肌のトラブルに効果が期待できます。打撲や捻挫にも使えます。
頭皮のフケが気になる時やオイリーヘアのケアに、無添加のシャンプーに1滴垂らしてから洗髪するのもおすすめです。
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セントジョーンズワートを使った楽しみ方!!
サプリメントやハーブティで飲用のイメージが強いですが、精油は残念ながら飲むことは出来ません。芳香浴かトリートメントで取り入れましょう♪
トリートメントオイルは、関節痛、筋肉痛、身体のコリなどの痛みだけでなく身体のリズムを整える、身体のデトックス、日焼け後のトラブルケアに対応できるのでとっても便利です。
キャリアオイル5mlに対して精油を2滴垂らせば簡単にトリートメントオイルが完成!
また、セントジョーンズワートは精油以外に、花やつぼみを植物油に漬け込んだ抽出油が出回っています。アロマテラピーでは精油よりも抽出油の方が使われる事が多いかもしれません。
セントジョーンズワートの抽出油はねっとり重たいオイルなので、スイートアーモンドオイルなどとブレンドする事で扱いやすくなります。
脚のむくみが気になる時にセルフトリートメントするのも良いですね♪
ストレスで心も身体も凝り固まっている時には、鎖骨のあたりをトリートメントすると心も身体もリラックスできると思います。
セントジョーンズワート まとめ
セントジョーンズワートは古くから殺菌効果や鎮静効果があるハーブとして知られていて、痛み止めや、切り傷、火傷の治療薬として使われてきました。
近年の研究でうつ症状の改善に効果があると報告され、ハーブ先進国のドイツでは軽いうつ症状の患者さんに処方され、薬よりも効果があると注目を受けています。
サプリメントやハーブティなど手軽に買えるイメージもありますが、精油は採取できる量が非常に少ないために高価で、あまり出回っていません。
大変希少な物ではありますが、ハーブティーサプリメントなど実際口にして飲むことに抵抗がある時に芳香する事でも取り入れる事ができます。
パッと心を軽くしたい時、心のスイッチを切り替えたい時にも良いですね!
不安やストレスが溜まっている時には救世主になってサポートしてくれる精油です。
心に負担がかかりすぎないよう、心が疲れていると感じてきたらセントジョーンズワートの香りをお試しください!
(注意事項)
・妊娠中は使用を避ける。
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