ターメリックはショウガ科ウコン属の多年草で、寒さに弱く高温多湿を好む植物の為、亜熱帯、熱帯地域で広く自生しています。
インドの栽培が盛んですが、日本でも沖縄や九州の一部で栽培されており、別名ウコンと呼ばれていて、長い黄色の根が特徴の植物です。
日本へは平安時代中期に中国より伝わったとされていますが、当時から香辛料や染料、薬用として幅広い用途で使われており、大変貴重なものとされて大切に扱われていました。
ウコンの特徴の黄色の成分である「クルクミン」を多く含有していて、このクルクミンには肝臓の回復効果や改善効果があるとされています。
お酒を飲む前後に飲むウコンのドリンク剤も出回っているので、肝臓強化剤というイメージが強いかもしれませせんが、ウコンには100種類を超えるミネラルや、食物繊維が含まれているそうですよ!
その為、万能薬と呼ばれるほどさまざまな効果や効能があるんですね。では、精油としてのターメリックについて説明させていただきますね!
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ターメリックの基本知識と楽しみ方や使い方
ターメリックの香り
スパイシー&ウッディ系の温かみのある香り。
心へ働きかけるターメリックの効果
(今をしっかり見つめたい時に!)
過去や未来ばかりに気を取られてしまい、心がぶれてしまっている時には今に心をむけて自分をコントロールできるようサポートします。
心配事や悩み事が多くて、地に足がついていないように感じる時におすすめです。
身体へ働きかけるターメリックの効果
(肝機能向上!二日酔い防止に!食欲がない時に!関節痛、神経痛等の痛みに!)
肝機能向上効果と胆汁分泌促進効果があります。
胆汁の分泌が促進される事で、肝臓の解毒効果が高まり、肝臓機能が向上します。
また胆汁の分泌が促進されるとアセドアルデヒド代謝が促進されるので二日酔いや悪酔いの予防にもなります。
胃を活発にする作用があるので、食欲がない等の消化器系の不調に役立ちます。
鎮痛作用があり、関節痛、神経痛、筋肉痛、リウマチなどの痛みに有効とされています。
血行促進作用があるので冷え症や冷えからくる頭痛の緩和、肩こり辛い時にもおすすめです。
肌へ働きかけるターメリックの効果
(肌の疲れやアンチエイジング対策に!!)
ターメリックに含まれるクルクミンには肌の若返りを助けたり、美肌へと導く効果があると言われています。
年齢や、外的内的ストレスが重なると体内に活性酵素が蓄積し、シミ、しわ、くすみ、たるみ等、肌を老化させる原因となってしまいますが、活性酵素を抑制し、さらに強い抗酸化作用があるので、美肌へと改善してくれる働きがあります。
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ターメリックを使った楽しみ方!!
精油は飲用できないのと、ターメリックは皮膚への刺激が強く、まれに感作作用を引き起こす事があるので、濃度はもちろん、皮膚への使用には注意が必要です。
芳香浴で楽しむのがベストですね♪
まずは肝機能を回復したいような時に焚いてみるのはいかがでしょうか?
お酒を飲んで帰って来た時に、芳香浴でお部屋に焚いて寝ると、翌朝の二日酔いの
症状が軽く済む効果が期待できますし、身体が疲れ切って体力が欲しい時にも肝機能が回復すれば、疲れも回復しやすくなります。
血行促進作用があるので、月経時に身体が重くだるい、痛みで辛い症状の改善も期待できます。
ターメリック まとめ
ターメリック(ウコン)と言えば肝臓回復!!
お酒を飲む前に「二日酔い防止に飲んでおこう!」とサプリやドリンク剤を飲んで二日酔いの予防や悪酔い対策はすっかり定着してきましたね。
一般的には肝臓回復、二日酔い予防というイメージですが、他にも様々な効能があります。
消化不良の改善、血行促進、免疫機能の維持と向上。。。また最近では認知症の改善にも良いと言う研究もされているようです。
ターメリックは黄色い色素を持つので、カレーや沢庵の色付けには使われていますが、食事で有効成分を摂るには難しいところがあります。
肝臓の回復を期待してサプリメントやドリング剤で有効成分を摂取する以外の方法として精油から取り入れるのもおすすめですよ。
疲れが抜けない時は肝臓の機能や消化機能、免疫機能が落ちている事も考えられます。
そんな時には、ドリンク剤も手軽ですが、ターメリックの精油もお試しくださいね♪
ターメリックの注意事項
・ケトン類に分類される成分がまれに感作作用をひこおこす事があります。
肌に使用する際は注意が必要です。あまり肌への使用はおすすめできません。
・妊娠、授乳中、乳幼児は使用を避ける。
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