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春、たくさんのお花や木々が芽吹くパワフルな季節が少しずつ過ぎ行き、緑色が眩しい季節になってきました。私は道端に咲く草花を眺めながら、時にしゃがみ込んで見つめながら歩いています。

今回は「ランタナ」のお話ですが、このランタナ、本当に可愛いんです! でもちょっと意外性もある植物です。魅力的なランタナワールドに浸りつつ始めていきましょう。

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ランタナは日本にも自生している?植物・精油としてのランタナ

ピンクや黄色などのカラフルな色、そして小さな小さなお花が重なり合っているランタナ。とっても可愛いですよね? 初めて見た時に可愛すぎてもの凄くワクワクしました…。

早速、植物・精油としてのランタナについて少しだけ触れましょう。

【植物・精油としてのランタナ】

 ・学名:Lantana camara

 ・科名:クマツヅラ科

 ・主産地:マダガスカル、インド

 ・抽出部位:花と茎葉

 ・抽出方法:水蒸気蒸留法

ランタナは日本の多くの土地でも自生し、高さは1〜2m程のクマツヅラ科の低木植物です。ランタナには「七変化」という別名があり、花言葉は「心変わり」「合意」などがあるそうです。ちょっと可愛いお花からは想像がつかないミステリアスな雰囲気が興味深くありませんか?

主産地はマダガスカルやインドですが、ランタナは1692年にレモンバームと一緒にジャマイカで発見されたと言われています。明確ではないところも…何だかミステリアス!!

ランタナの香りを想像したら? 想像していなかった香りに驚いた

ランタナが何だかミステリアスな植物であることがわかりましたね。「香り」もミステリアスだったら、もう私の中のストライクゾーンど真ん中ですが…。アナタはどんな風に想像しますか?

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あのお花からの香りのイメージは「フローラル系でふんわりした感じ」だと想像するのではないでしょうか。実はランタナの香りは…「少しウッディ…そして少しスパイシー」。この香りから想像を遥かに超えていて、ビックリしました。

さあ、魅力が膨らんでいくランタナの世界。続いては、芳香成分についてです。

 

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ランタナの主な芳香成分類と働き。珍しい働きの活躍に期待したい!?

ランタナははっきり言って聞き慣れない精油ですよね。ではこのランタナの主な芳香成分には何が含まれているのでしょうか?

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【ランタナの主な芳香成分類と働き】

 ・セスキテルペン炭化水素類:鎮静、抗炎症、強壮作用etc

 ・モノテルペン炭化水素類:抗炎症、鬱滞除去作用etc

 ・ケトン類:粘液・脂肪溶解、胆汁分泌促進、瘢痕形成作用etc

 ・モノテルペンアルコール類:抗菌、抗ウイルス、免疫調整作用etc

 ・セスキテルペンアルコール類:ホルモン様、鬱血除去作用etc

 ・酸化物類:抗ウイルス、免疫調整、抗菌作用etc

ランタナは非常に多くの芳香成分類を含み、様々な症状に有効と言えそうですよね。しかしながら、「ケトン類」が含まれるため、神経系の疾患のある方や妊産婦、乳幼児の方は使用を控えておきましょう。

また、ランタナには体細胞が過剰に増殖してできた腫瘍を改善し正常な組織に形態する働き「抗腫瘍作用」という珍しい働きもあるそうです。

これから益々ガン患者が増えていく社会になると考えられますよね…。医学が進歩していく中で、お薬だけではなく、こういった植物が色々な分野で活躍してくれることを期待したいですね。

ランタナについてのまとめ

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*ランタナは1692年にジャマイカでレモンバームと一緒に発見された!? 主産地はマダガスカルやインドだけど、日本にも自生している低木植物で、別名は「七変化」、花言葉は「心変わり」というちょっとミステリアスな植物。

*ランタナの香りは可愛いお花からの想像では「フローラル系」。でも想像と全然違う「ウッディで少しスパイシー」な香りでビックリ!

*ランタナには様々な芳香成分類が含まれていて、様々な症状に良さそうですが…ケトン類を含んでいるため神経系の疾患のある方や妊産婦・乳幼児の方は使用を控えましょう! また、珍しい抗腫瘍作用があるためランタナの今後に期待!?

ランタナのお話をしてきましたが、アロマテラピーではほとんど登場しない精油なのです。でもこの可愛いお花を眺めているだけでも充分に癒されちゃいますよね!

先ほどもお話しましたが、今後ランタナが医学分野で活躍してくれる日をちょっと楽しみにしています。植物のパワーをどうか日常に取り入れて、日々健やかに過ごしたいものですね。

 

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