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アロマテラピーの世界へ一歩を踏み出す時、必ず「精油の歴史」というものが出てきます。そこに出てくる精油たちの名前をアナタは思い浮かべることができますか?

私たちは現在、さまざまな薬品技術も進化している中に生きていて薬局に行けば手軽にお薬を変えてしまう世界にいます。でも先人たちはそうではなかった。そこに植物があり、さまざまな知恵を駆使してお薬の代わりや宗教的儀式に使ってきたのです。

今回は「宗教的」「スピリチュアル的」な精油、ミルラについてのお話です。どうぞ楽しんでいってくださいね!

 

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ミルラは◯◯を作る時に使用!?宗教的儀式にも使用されていた精油

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ミルラの歴史はとても古く、アロマテラピーの歴史を学ぶと必ず出てくる精油の一つに挙げられます。そんなミルラは古代エジプトではこんな風に使われていたそうです。

1.古代エジプトの人々の信仰儀式に。その昔エジプトの人々は「プン」と呼ばれていたミルラを太陽崇拝の儀式としてこの香りを正午に焚いていたそうです。

2.古代エジプトでは「特上のミイラ」を作るために。

3.顔のパックに。

そして旧約聖書では、イエス・キリストが誕生した際にも捧げられ、また、イエス・キリストが十字架に架けられた際にもワインにこれを混ぜて渡されたそうです…。

…何だかとても不思議な場面に出てくる精油なんですよね、

ミルラって。キリストが誕生した時にも、そして最期の時にも登場するミルラ、ミイラを作る時にもミルラ…きっと生きている世界と私たちが知らない世界を繋いでいる香りなのでは? と思っちゃいますよね。

ミルラの香りはどんな香り?抽出部位や抽出方法について

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ミルラの香りはどんな感じだろう? そもそもミルラの精油ってどこから抽出されたりするんだろう? と思いますよね。続いては「ミルラの香りと抽出部位、抽出方法」についてのお話です!

ミルラの香りを言葉で表すとするならば…

ー 濃厚でスパイシー、ムスクっぽい。そしてちょっとお薬っぽい ー

何だかカレーのルーのCMの謳い文句のようになっておりますが、スパイシーはスパイシーでも「THEカレー」「THE樹脂」的な香りではなく、「樹脂系のスパイシーさ+ムスク」です。

その中に若干薬っぽーい香りも漂ってくるんですよ。

香りは脳と直結している部分もあるので、こういったお薬っぽい香りがどんな時の体調に良いかとか考えて昔の人々は使っていたんでしょうね(今日でも色々なところで植物はお薬の元になっていたりしますしすごいとしか言えません…)。

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きっとミルラ精油自体を見たことや使ったことがある方はご存知だと思うのですが、ミルラは精油瓶からの一滴が…「落としにくい」です。落としにくいってことはあそこから? と閃いた方は素晴らしいー!

・抽出部位:樹脂

・抽出方法:水蒸気蒸留法

香りのところでも少しお話しましたね。ミルラは樹脂から抽出されます。そしてこの樹脂を水蒸気を用いて蒸留すると私たちがアロマテラピーで使用するミルラ精油に。

こういった仕組みも先人の知恵の賜物だと思います。香りに乗せて先人の知恵に感謝して使うことにしましょう!

ミルラの芳香成分には何が含まれてる?実は様々な効能があるんです!

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最後にミルラに含まれる芳香成分についてと私が過去にミルラを使った時のお話をしていきますね。もう飽きたよーという方もあとほんの(?)少しお付き合いをー!

ミルラの芳香成分は以下のもの以外にも含まれますがこんな成分たちが含まれています。

・フラノオイデスマディエン

・クルゼレン

・リンデステレン

お、お…何だか読みにくい…。ではなくて…! 一番最初に挙げた「フラノオイデスマディエン」はミルラ特有の香りを演出してくれている芳香成分なんですよ(個人的に読む時に区切るところを間違えると関西弁みたいになるとこが好きです)。

これらの芳香成分によりミルラは抗炎症・創傷治癒作用、この他にも甲状腺ホルモンの分泌を抑制してくれたり、多くのココロの不調にも働きかけてくれます!

実は様々な効能もあるので、ただのスパイシームスクじゃないんですよ。それではいよいよ最後のお話へと進んで行きましょう!

 

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私が過去にミルラを使った時のお話。ミルラから教えてもらったこと

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さて、私は過去に摂食障害を経験したり不安発作なども経験してきました。随分と長い時間を自然の力に助けられていたわけですが、「ミルラ」もその中の一つでした。

ミルラの香りにラベンダー・アングスティフォリアやローズ・オットーをブレンドしたものをディフューザーで拡散しての芳香浴をよくしていました。

その香りで、随分と不安が鎮まったり、不安定なココロの行き場を自分の中へと誘導してくれる手助けをしてくれました。

きっと今、不安な状況にいる方はたくさんいらっしゃってどうして良いのか分からないということも多々あるはずですよね。私は、ミルラからこう教わった気がします。

ー不安は「自分が描きすぎているものにとらわれてしまった結果」ー

悩みすぎず、自然のパワーを! いやミルラのパワーを! 試してみてください。

ミルラについてのまとめ

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*ミルラは古代エジプトでは太陽崇拝の儀式やミイラ作り、顔のお手入れなどに使われていたそう。そして旧約聖書にはキリストの誕生・キリストが十字架に架けられた時に捧げられた。何だか不思議な精油なのです。

*ミルラの抽出部位は樹脂。香りは「スパイシーでムスクっぽい。そしてちょっとお薬っぽい」香り!! でもただの「THE樹脂系」の香りではないのです。

*フラノオイデスマディエンはミルラの香りを演出してくれている芳香分子! ミルラは抗炎症・創傷治癒作用、甲状腺ホルモンの不調に◎。もちろんココロの不調にも。

*ミルラと他の精油をブレンドしたり…と使ってみた過去。ミルラを使って不安が鎮まり、自分のココロの行き場を教いました

お話していて、またミルラが好きになりました。というかミルラを少しばかり忘れかけていました…。とても歴史あるミルラを現代に生きている私たちが未だに使っているというのは不思議ですよね! もしかしたら、キリストが自分の傍にいてくださるのでは? とか思っちゃいます…。

読んでくださった方のココロに少しでもミルラの魅力が伝わっていたらとっても嬉しいです。今回もありがとうございました。

 

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