バジルはアジアと太平洋諸島が原産のシソ科の多年草です。名前の由来はギリシャ語の「王」を意味するバジレウスに由来すると言われています。
日本人にとってバジルと言うとイタリア料理など食べる印象が強いかもしれません。中国では古くから漢方薬として利用されたり、インドではアーユルベーダー医学でも使用された歴史があります。
ハーブのバジルは種類が多く150種類以上あるとも言われていますが、アロマテラピーでバジルと呼ぶのは、ほとんど場合はバジルリナロールの事を指します。
種類が違うと含有成分が異なるので使用の際はチェックしましょう。
バジルリナロールは頭をスッキリさせたい時やストレスからくるような胃腸のトラブル、神経系のトラブルに良いとされています。
では、バジルリナロールについて説明させていただきますね♪
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バジルリナロールの基本知識・楽しみ方や使い方
バジルリナロールの香り
甘さの中にやや刺激的なスパイシーさを感じる香り。
心へ働きかけるバジルリナロールの効果
(心が疲れている時!頭をスッキリさせたい時に!元気が欲しい時!)
バジルには下垂体や副腎を刺激し自律神経のバランスを整える働きがあります。
自信を無くしている時、プレッシャーに耐えられなくなった時など、不安やストレスで参ってしまった心を癒して元気を与えてくれます。
古代の文献に、気絶した人にバジルの香りを嗅がせたと言うエピソードもあります。
香りを嗅ぐことでリフレッシュ効果を感じる事ができ、集中力を高めたい時に芳香する事で頭をスッキリ、クリアにしてくれます。
残業続きで頭が働かないけど、もうひと頑張りしなくちゃ! そんな時にもおすすめです。
身体へ働きかけるバジルリナロールの効果
(ストレスからくる不調に!咳や鼻炎の症状に!)
バジルには優れた鎮痙作用と消化促進作用があります。
ストレスからくる不調で、頭痛や偏頭痛が辛い時、消化器系に負担がきている時に症状を和らげてくれます。
筋肉の弛緩作用もあるので、ストレスが溜まると固くなりやすい背中や肩や腰回りにトリートメントで使うと緊張が解れて身体が軽く感じるでしょう♪
呼吸器系のトラブル時にもおすすめで、咳や鼻水の症状緩和に役立ちます。
発汗、解熱作用もあるので風邪や感染症にかかってしまった時にも回復をサポートしてくれます。
風邪や二日酔いで嘔吐の症状がある場合は、テッシュにバジルの精油を1~2滴垂らしたものを嗅ぐと辛さが軽減するかと思います。
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肌へ働きかけるバジルリナロールの効果
(にきびに!虫刺されに!)
バジルリナロールには殺菌消毒作用があり、ニキビの症状を緩和してくれると言われています。
また虫刺され後のケアにもおすすめです。リナロールに含まれる1.8シネオールの香りの成分を虫は嫌います。
虫よけスプレーを作って身体や網戸に振りかけて防御する事もできます。
皮膚への刺激作用があるので、敏感肌の方は使用を避けた方が無難かもしれません。
バジルリナロール使った楽しみ方!!
バジルのトリートメントオイルで不調を乗り切ろう♪
(精油を直接肌につけるのはNGなのでキャリアオイルに1~5%の濃度で希釈して使用します)
頭がスッキリしたい!もうひと頑張りしたい!
こめかみに付けたり、香りを嗅ぐと頭も心のモヤモヤもすっきりします。
風邪や感染症で咳が辛い時!
風邪や感染症で咳の症状が辛い時があるかと思います。
治ってきて日中は楽になってきても、夜寝ようと横になってから咳の症状がぶりかえし咳き込んで寝れない・・・そのような時には胸や背中に塗ってみましょう。
バジルには交感神経を刺激するので気道を開く働きもありますし、鎮痙作用もあるので症状の緩和をサポートしてくれます。
長期間使用するには不向きだという説があるので、本当に辛い時など、ここぞという時にピンチヒッター的な使い方をしていただくのがおすすめです。
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バジルリナロールまとめ
バジルと言うと植物のハーブを思い浮かべる方が多いかもしれません。
ハーブのバジルは香りがきついので、精油になるとさらに濃縮されて香りがきつそうに感じるかも知れませんが、きついと言うよりスッキリとした印象の香りです。
単品で使用するというよりも他の精油とブレンドしてスパイス的な役割でバジルと合わせると一段と良い香りになります。
香りは強めではあるので、ブレンドする際にはバジルを控えめにしておくと失敗は少ないかと思います。
ストレスを抱えて頭痛がする、頭をすっきりしたい時には特におすすめの精油です。
特にストレス性の頭痛への働きかけはバジルの精油はトップクラスだと言われています。
常用しない方が良いと言う説もあるので、日常的に使うと言うよりも、ここ一番という時に使用したい精油です。
疲れもピークだけど、もう一息頑張って終わらせるぞ♪と言う時にも良いですね。
バジルリナロール、是非お試しくださいね!!
注意事項
・妊娠中、授乳中、乳幼児の使用は避ける。
・皮膚刺激があるので敏感肌の方は特に注意。
・長時間や高濃度での使用は避けましょう。
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