消化不良などからの胃腸の不調や女性であれば毎月の月経トラブル…気がついてはいるけど、こうしたお腹のトラブルに対して何か良い対処法はないのかと悩んでいませんか?
私はお薬があまり飲めないので、兎に角リラックスするか精油の力を借りることにしています。今回はお腹に優しい「ロベージ」のお話です。
ヨーロッパではどこにでもある植物? まずはロベージについて知ろう
ロベージをあまりよく知らない…という方のために(?)、まずはサクッとロベージについて知ることにしましょう。実はロベージ、ハーブ好きの人の間では有名な方が大切にされていた植物なんですよ。
ロベージはお花の見た目がフェンネルそっくりなセリ科の多年草植物です。日本ではあまり使われないハーブかもしれませんが、ヨーロッパではどこにでもあり食品や化粧品などありとあらゆるところで活用されています。
その歴史は古代ギリシャにまで遡るほど歴史深いものです。また、中世ドイツでは聖ヒルデガルトがロベージを腹痛などのお薬として用いていたこともあったのでしょう、ロベージは「修道院のハーブ」と呼ばれていたこともあったそうです。
見た目はフェンネルみたいだけどロベージの香りはどんな香りなの?
ロベージと見た目が似ているフェンネルの香りはどのような香りだったでしょう。ロベージはやはりフェンネルと似たような香りなのでしょうか?
ロベージは「ほんのり甘くて重厚感のある香り」です。
対してフェンネルはちょっぴりスパイシーな香りの印象があります。似ていても香りはやはり異なっていて、ロベージの香りをセロリのような香りという方も多くいらっしゃいます(私自身、セロリの香りをまだ嗅いだことがないのでセロリに似ていると表現ができませんでした…)。
お腹の不調から月経トラブルにまで◎ ロベージの主な芳香成分と働き
慣れない仕事でのストレスからのお腹の不調や月経痛や不順はありませんか? これらの不調は私たちの日常生活に支障を来すこともありますよね。このような不調の時にロベージは役立ってくれるでしょう。ここではロベージの芳香成分や働きを見ていきます。
ロベージにはラクトン類のフタライド類が含まれ、月経トラブルの緩和に期待されています。
また、フタライド類は体内に取り込まれたり生成された有害物質を無毒化し排泄したり、腎臓に溜まった体液の排泄を促進したりとデトックス効果や自律神経の調整も期待できるんだとか。
さらには消化不良をはじめとする胃腸トラブルのサポートや美白…お肌のトラブルに至るまで私たちを支えてくれます(何とも女性には嬉しい精油ですよね)。
もちろん、カラダだけではなく甘い香りでココロまでリラックスさせてくれますよ。ただし、使用する際には通経作用があるので妊娠中の方は使用を避けましょう。
ロベージについてのまとめ
*ロベージは見た目がフェンネルそっくりなセリ科の多年草植物で、ヨーロッパではメジャーな植物。中世ドイツでは「修道院のハーブ」と呼ばれていたこともあったそうです。
*ロベージはスパイシーな香りのフェンネルに見た目は似ているけれど、香りは「ほんのり甘くて重厚感のある香り」です。
*ロベージにはラクトン類のフタライド類が含まれ、月経トラブルや胃腸のトラブル、デトックス、自律神経の調整などと言った働きで私たちを支えてくれます。
今日は絶対にロベージを使おう! なんて考えもしませんでした。でもお話をしながら私にピッタリな精油だなあと早速精油ボックスから…。
今回のお話がロベージを使うきっかけになってくれたらいいなと思いながら、ありがとうございました。