ローズマリーはスッキリする精油という印象がほとんどなのかなと思います。…が、同じローズマリーではあるけれどそれぞれに個性があるんですよ。
今回はそんなローズマリーの中から「ローズマリー・ベルベノン」のご登場です。一体どのような精油なのでしょうか? 簡単なレシピも最後にご紹介しますので、ぜひお付き合いくださいね。
女性が抱えるトラブルの味方!? ローズマリー・ベルベノンの特徴
ローズマリーを芳香成分類で見ていくとカンファー、シネオール、ベルベノンとあります。初めにお話した通り、これらはそれぞれに特徴があります。ここでは、ローズマリー・ベルベノンの特徴について知りましょう。
ローズマリー・ベルベノンはコルシカ島や南アフリカが主な生産地のシソ科植物で抽出部位は他のローズマリーと同様に葉・茎・花で水蒸気蒸留法で抽出されます。
ローズマリー・ベルベノンには胆汁の分泌を促進したり、粘液を溶かすなどの働きを持つベルベノンが含まれるほか、ローズマリーの中で一番多くα-ピネンを含んでいます。
これらは心身に元気を与えてくれたり、お肌を綺麗にしてくれる働きがあります。また、ローズマリー・ベルベノンは脂肪の代謝にも有効で多くの女性が悩んでいるセルライトケアにも良いでしょう。何だか女性の悩みに◎な精油ですよね。
他のローズマリーとはちょっと違う? ローズマリー・ベルベノンの香り
ローズマリー・ベルベノンの特徴をささっとお話をしたところで、「どんな香りなのか」についてお話しましょう。アナタはローズマリーの香りと言えばどのような香りを思い浮かべますか?
ローズマリー・ベルベノンはカンファーやシネオールとは異なり「爽やかさの中に女性らしい」香りがします。
カンファーやシネオールはツーン! とハーブ調の香りが全面に出ていて、スッキリ! 元気!! という感じがしませんか?
対して、ローズマリー・ベルベノンはどこかお花の香りも感じられてココロが穏やかに元気になると同時に落ち着きます(うーん、ちょっと余裕があって包み込んでくれる大人なローズマリーというイメージでしょうか…)。
お肌やセルライトのためのブレンド。ローズマリー・ベルベノンのレシピ
お肌を綺麗にしてくれるとか女性らしい香りとかお話をしてお待たせしました。やっと最後にローズマリー・ベルベノンの簡単レシピのご紹介です。
ローズマリー・ベルベノンの美容オイル
・ローズマリー・ベルベノン:3滴
・ローズ:1滴
・フランキンセンス:2滴
・キャリアオイル(ローズヒップやアルガン):10ml
ローズマリー・ベルベノンのセルライトのためのオイル
・ローズマリー・ベルベノン:4滴
・ユーカリ・レモン:3滴
・ゼラニウム:3滴
・キャリアオイル (スイートアーモンドなど) :5ml
これらの材料たちをブレンドするだけのレシピです。化粧水の後にパシャパシャしたり、お風呂上がりにボディーに塗布してみましょう。
精油のブレンド割合はお好みで変えて香りを楽しみましょう(精油の滴下量は同じ量で)。
ただし、ローズマリー・ベルベノンはケトン類を含むため乳幼児、妊産婦、神経系の疾患のある方はきちんと用法用量を守って使用してくださいね。
ローズマリー・ベルベノンについてのまとめ
*ローズマリー・ベルベノンはコルシカ島などが主な生産地のシソ科植物。心身、お肌、セルライトにと女性の悩みの強い味方です。
*ローズマリー・ベルベノンはお花の香りも感じられてココロが穏やかに元気になると同時に落ち着く。「爽やかさの中に女性らしい」香りでカンファーやシネオールとはちょっと違う!
*ローズマリー・ベルベノンでお肌やセルライトのためのブレンドのご紹介。
ローズマリー・ベルベノンのお話、いかがでしたか? ローズマリー界の美容家のような存在ですよね。このお話をしながらここのところ気になっている不調もローズマリー・ベルベノンで解消しちゃおう! と思いました。
ローズマリー・ベルベノン、手に取る機会があれば楽しんでみてくださいね。