黄色い小さな小さなお花を風にゆらゆらとなびかせて、広い大地をぱーっと明るくしてくれる風景。そしてそこに広がってゆく優しい香りは誰に届くのだろう。
そんなことをミモザのお花を見ていると感じずにはいられません。そして私は時々お花を見ると感情が溢れてしまうことがあります。ミモザも例外ではなかった…今回はとっても素敵なミモザのお話にどうぞお付き合いくださいね。
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植物としてのミモザはどんなもの?ぽわぽわで可愛いミモザのお話
ミモザは知っている人は知っているお花? でもこのとてもとても素敵な風景を見たことはありませんか? きっと「名前は知らないけれどこの風景は見たことがあるよ!」という方はいるかもしれませんね。
ミモザの精油のお話をしていく前にほんの少しミモザについてお話していきますね。
植物としてのミモザはこんな感じの子です。
・別名:フサアカシア、ミモザアカシア
・学名:Acacia decurrence var. dealbata
・科名:マメ科
・原産:オーストラリア、南フランス(プロヴァンス地方)
アカシアなんですよ、ミモザって。アカシアって聞くとお腹空いてきちゃいます(アカシアハチミツが頭の中を駆け巡っています)が、それは頭の片隅に置いとくとして…。
ミモザはオーストラリアのタスマニア島やウェールズ地方に生育している常葉樹で30近くもの小さな小さなお花が集まったものが「ふさ状」になって咲いているんです! だからあんなにぽわぽわとした形状なんですよね。本当にかわいいです。
でも原産地には南フランスともあるのですが、大本はオーストラリア。なぜヨーロッパに渡ったのかは定かではなく、1800年代に香料として持ち込まれた?そうです…(「ミモザの迷宮伝説」とか言う本を誰か出しておくれ…)。
では、精油としてのミモザは? 抽出部位や方法についてのお話
長々と植物としてのミモザについてお話してしまいましたね…。それでは精油としてのミモザさんのお話を本当にちょっとだけ触れておくことにしましょう。
・抽出部位:花や枝
・抽出方法:溶剤抽出法
といった感じなのです。ミモザの精油を作るために収穫されるのはごくわずかなので、とても貴重なものです(精油はどれも貴重なものだと思います)。収穫されたお花や枝から溶剤を使用して精油になります。
私個人は、ミモザの精油を基本的には塗布をしません。主な使い方は「芳香浴」か「香水」などがオススメですよ。
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ミモザはこんな人にピッタリな香り。香りは華やかなフローラル
最初のほうでミモザのお花を見ると…とお話しましたよね。そしてまだ香りについてお話していなかったので最後の最後は香りについても。
ミモザのお花を見ての第一印象はどんな感じですか? 少し想像してみてください。
ー繊細、儚い、優しい、幸せ、傷つきやすいー
私はこんな感じの印象を受け、初めて写真を見た時は泣きそうになりました…。意外と繊細なので周りの環境であったり、人の言葉や言動、物音などにも敏感です(もちろん香りにも)。
ミモザはまさに私みたいな感じ(?)になりやすい人にとてもオススメな精油なのです! 使ってみて何とも優しい精油だと実感しております。
香りは「お花!!」という感じの「フローラル調で華やかな香り」で、ローズ・オットーやゼラニウムなどの女性らしい精油との相性がとっても良いのでオススメ。
そろそろ私…女子ではなくなってきているので、思い出した今日からミモザでそろそろパワーを補おう…。
ミモザについてのまとめ
*ミモザはアカシアで小さなお花がたくさん集まってぽわぽわな「ふさ状」になって咲いている可愛らしい植物。原産の大本はオーストラリアだけれど、南フランス…ヨーロッパに渡った経緯は…??
*ミモザの精油は溶剤抽出法を用いてお花や枝から抽出されます! 収穫量が少ないからとても貴重な精油なんです!
*ミモザの香りはフローラル調でとても華やかな香りが特徴。ローズ・オットーやゼラニウムなど女性らしい精油との相性が◎。繊細で敏感なココロにも◎な優しい精油です。
ミモザについて熱く(?)お話をしてきましたが何かピンとくるものはありましたか? この春先にきっとミモザは黄色くて可愛らしいお花をゆらゆらとさせているんだろうなあと妄想しています。
機会があればミモザで香水を作ってみたり、ただ嗅いでみたりして楽しんでみて下さいね。
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