aroma_rabensara

急激に暑さが増してきて、身体がついていかない日々に加えて、眠りにくい日々が続くこの頃ですね。さて今回のお話は「ラベンサラ」についてです! ラベンサラって何かの精油と名前がそっくりだと思いませんか?

そう、ラヴィンツァラです。何故こんなに名前がそっくりなのでしょう? そしてこの二つの精油は何がどう違うでしょう? こんな疑問点なども交えつつ、「ラベンサラ」のお話をスタートさせましょう。

 

スポンサードリンク

ラベンサラは混同されていた?見分けるにはどうしたらいいのか

aroma_rabensara2

ラベンサラはラヴィンツァラと混同されていたそうです。いや、だって名前が似ているので発音の違いでしょ? 的な感じで混同しちゃいますよね。では、ラベンサラがどのような植物なのでしょうか。

【植物・精油としてのラベンサラ】

・学名:Ravensara aromatica
・科名:クスノキ科
・主産地:マダガスカル
・抽出部位:葉
・抽出方法:水蒸気蒸留法

ざっとこんな感じです。このRavensara aromaticaをラヴィンツァラ(Cinnamomum camphora)、どちらもマダガスカルが主産地、そして科名もクスノキ科とややこしく、混同されていたようです。

でも、未だに混同されている部分もあるのが現状…精油でこれらを見分けるには「芳香成分」をよくチェックすること! です(これはまた後ほど…)。

ラベンサラはどんな香りだろう?やっぱり爽やかな香りなの!?

aroma_rabensara3

ラヴィンツァラと混同されるラベンサラ、香りはどう違うのでしょう? ラヴィンツァラは学名からも察しがつく、「スーッとした感じの香り」がしますよね!

私がラベンサラを嗅いだ一方的な印象ですが、ラベンサラは「ほんのーり甘くてスパイシーな香り」でココロが何となく温かくなるような印象です(恐らく好きな人は好きです)。

一緒にされていた精油たちですが、香りの印象は全然異なっています。それならそろそろ香りも踏まえて、あのお話に進みましょう!

 

スポンサードリンク


ラベンサラとラヴィンツァラの混同。芳香成分や香りをチェックして!

aroma_rabensara4

それでは最後に「ラベンサラとラヴィンツァラの芳香成分における違い」について簡単にお話しましょう。これを知っていれば自分で精油を購入する際にはとっても役に立つでしょう。

【ラベンサラの芳香成分の特徴】

・リモネンやリナロール、サビネンを多く含む

・メチル・カルビコールを含む

【ラヴィンツァラの芳香成分の特徴】

・1,8-シネオールを50〜60%の割合で含む

本当に端的に…。でも、「ラベンサラにリモネンやサビネンが多く含まれるのに対してラヴィンツァラのこれらの含有量は精油の1%程度」なのでとっても重要なポイントであると言えます。

また、ラベンサラの香りはメチル・カルビコールを含むためまったりとした甘さとスパイシーさが特徴的。

ラヴィンツァラは1,8-シネオール系の精油の爽やかさな香りが特徴です。

香りにも違いがあるのでその辺りも見分ける際には参考にすると良いでしょう。

いつも何となく精油を選ぶ、という方も多くいらっしゃるとは思いますが芳香成分をよく見ることでその精油が何に良いのか?ということなどたくさんの情報を教えてくれるのでチェックすることをオススメします。

ラベンサラについてのまとめ

*ラベンサラの主産地はマダガスカル。ラヴィンツァラと同じ主産地で、科名も同じクスノキ科…それは混同されてしまうかも。

*ラベンサラの香りは「ほんのり甘くてスパイシー」。ラヴィンツァラのスーッとする爽やかな香りとは全然違います!

*ラベンサラはリモネンやサビネンを多く含むのに対しラヴィンツァラはこれらを1%程度しか含まないなどの特徴があるんです! 芳香成分や香りをチェックして見分けましょう!

aroma_rabensara5

ラベンサラ、未だに混同されていることが本当に多く時々パラパラと読んだりしていると二つの情報がミックスされていて「ん? どっちがどっちだろう?」と首を傾げることも多々あります…(私が未熟なこともありますが…)。

似たような精油がある際は(ローズマリーなど)芳香成分をチェックしたり、専門の人にお話を聞いて選ぶと良いでしょう。

是非、ラベンサラもラヴィンツァラも手に取って楽しんでみてくださいね。

 

スポンサードリンク