ナツメグは東インド諸島のモルッカ諸島が原産のニクズク科の植物で、14mほどにまで大きく成長する樹木に実る種子から精油が抽出されます。
西洋東洋ともに古くから利用されてきた歴史のある植物で、古代エジプト時代ではミイラを作る際の防腐剤として利用されたりアーユルベーダなどでは、腸の不調の改善の為に使われているそうです。
また、イタリアではグローブ、ミルラ、ジュニパー等とブレンドした薫香を魔除けとして焚いていたそうですよ！
ハンバーグなどの肉の臭み消しや香り付けにも使われますね。使用用途が広いナツメグは人々の暮らしに重宝されてきました。
ではナツメグについて説明させていただきますね！
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ナツメグの精油の基本知識、楽しみ方や使い方
ナツメグの香り
シャープでスッキリとした香りの中に甘味のある香り
心へ働きかけるナツメグの効果
元気が欲しい時！頭をスッキリさせたい時に！
スパイシーな香りは神経系を刺激し、心と身体を活性化し元気にさせてくれます。
同時に鎮静作用も働くので、ストレスが溜まり神経が過敏になってイライラしてしまっている時には心を鎮めて、穏やかさや安定感を与えてくれます。
強壮作用もあるので、疲労感が溜まり元気が出なくて心に強さが欲しい時にもおすすめです。
頭がスッキリしない時には意識をクリアにする働きがあります。
会議前や運転する等、頭をスッキリさせたい状況で役立ちます。
身体へ働きかけるナツメグの効果
冷え症の改善に！消化器系の不調に！
a-ピネン等のモノテルペン炭化水素が消化を促進させる働きがあります。
ミリスチリンと言う成分も消化器系に働きかけるので、腸内に溜まったガスや便秘の解消に良いとされています。
身体を温め血行を良くする働きがあるので、冷え症の改善や筋肉痛や血行不良からくるコリの改善にも役立ちます。
刺激が強い成分を含むため、希釈量には十分ご注意ください。肌の弱い方は特に気を付けて下さいね。
肌へ働きかけるナツメグの効果
オイリー肌の改善に！
刺激が強い為、スキンケア向きではありません。
オイリー肌やべたつく頭皮をさっぱりさせ、清潔な状態にしてくれるので
オイリー肌の改善にヘアケアやスキンケアの成分に含まれている事があります。
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ナツメグを使った楽しみ方！！
ナツメグ等、スパイシー系の精油は肌への刺激が強い成分が含まれる為、スキンケアにはおすすめしていません。
香りを嗅ぐことで、心と身体をぽかぽか温めてくれる働きがあるので芳香浴がおすすめです。
スパイシーな香りはブレンドする事で、いつものアロマテラピーのアクセントにもなるので、香りの気分をちょっと変えたい時に加えると良いですね♪
また、ナツメグには防虫作用もあります。
ティートリーやローズマリーとブレンドしてアロマスプレーを作り、害虫が気になるところにスプレーしたりお掃除に使用するのも良いですね。
かつてはミイラの防腐や防虫対策に使われていましたから、効果が期待できそうです。
ナツメグの精油 まとめ
ナツメグと言えばハンバーグのスパイスやチャイの香り付けでも有名ですね。
身体を温める効果があるので、チャイの中にも入れられています。
スパイスとしては手軽に使われているのですが、精油は刺激が強いです。
精油の方が成分が凝縮されている分、得られる効果も大きいのですが、その分、取扱いに気を付けないと肌を痛めてしまったり、気分が悪くなってしまいます。
トリートメントなど、皮膚に直接つけるような使用をする時にはごくごく少量で希釈して使用して下さい。
ナツメグは香りを嗅ぐだけでも心をぽかぽかと温めてくれます。
元気がなく落ち込みが続く時、冬の寒い時、冷房で身体が冷えている、そんな時にはナツメグで心も身体も暖まって下さいね。
注意事項
・刺激が強いので肌に直接使用する時には濃度に注意が必要です。
・香りも強めなので、少量で様子をみましょう。
・妊娠中やお子様への使用は避けましょう。
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